鳥の劇場さんをお招きし、演劇ワークショップを受講しました
6月27日(木)の5時間目と6時間目に鳥の劇場さんをお招きし、演劇ワークショップを受講しました。
5時間目は「赤ずきんから生まれたもの」という演目で観劇を行いました。舞台はとある公民館の一室、放課後学童クラブの子どもたちに演劇をみせたり、ワークショップをするために、指導者を募集する場面から始まります。指導者の応募に来たのは2人の障がいを持った劇団員たち、劇団員は実際に演劇をし、公民館の人に役者と指導者両方の役割を果たすことができることを証明します。しかし、公民館の人は「ほんとうにこの人たちに任せて良いのか」と難色をしめします。
この劇を通して、1つめのワークショップ「ディベート」が始まります。生徒は劇をみて、「劇団員に任せるべき」と「公民館の人の言い分もわかる」の2つの意見に分かれ、お互いに意見を述べ主張をぶつけていきました。
6時間目は、自由劇場の劇団員の人への質問コーナーがあり、演劇に関することや劇団員さんに関することを知ることができました。
劇団員の方も中学生に混ざり、2つのアイスブレーキングを行いました。
1つ目の「集まってポン」では、自分の好きな色や自分の好きな寿司ネタを思い浮かべ、合図とともに声を出し合い、同じことを考えている人がそれぞれグループを組むように動きました。
2つ目の「拍手を渡す」ではみんなで輪になり、相手の目を見て「ハイ!」と言って拍手を渡していきました。お互いに相手の目を見て元気な声と共にエネルギーを送り合っていました。
授業の最後に障がい者の人権にかかわる大切なことを教えていただきました。
「障がいはその人『自身』にあるのではなく、その人が何かをするときに『障がい』がある。」例えば、車いすに乗っている人の障がいは「足が動かないこと」ではなく、「段差やエレベーターがないこと」であり、相手が障がい者だからという心の壁がなくなれば障がいはなくせるとのことでした。
今日の経験を文化祭の人権劇に活かしていきたいと思います。